エジプトでは5000年以上も前から食されていたモロヘイヤ

クレオパトラも食べていたといわれる野菜がモロヘイヤです。

 

病気の王様がモロヘイヤのスープを食べて病気が治ったことから「王様の野菜」と呼ばれています。エジプトでは5000年以上も前から食されていました。βカロテン、ビタミンE、ビタミンKなどのビタミン、カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラル、水溶性食物繊維のムチンを含んでいます。

 

血中の脂質が酸化すると動脈硬化につながります。脂質を酸化させるものが活性酸素です。βカロテンやビタミンEには抗酸化作用があり、脂質の酸化を抑制して動脈硬化を予防します。また、モロヘイヤは抗酸化作用が高いポリフェノールのケルセチンが豊富で、βカロテンなどとともに動脈硬化を予防します。

 

塩分を過剰に摂取して血中のナトリウム濃度が高くなると、血液中のナトリウム濃度を一定に保つために水分をため込むようになります。塩分の過剰摂取は高血圧やむくみにつながります。モロヘイヤにはカリウムが多く含まれています。カリウムには余分な塩分や水分の排泄を助ける作用があります。

 

余分な塩分や水分が排泄されることで、高血圧の予防やむくみの解消が期待できます。糖尿病の予防も期待されています。食物繊維の一種のムチンには、食事で摂った糖の吸収を穏やかにする働きがあります。これにより、血糖値の急激な上昇が抑制されます。また、ムチンには胃粘膜を保護する働きもあります。

 

ムチンは粘りがあることが特徴で、胃粘膜を保護して健康な胃を保ちます。保水力があるため肌の乾燥対策にもなります。モロヘイヤには赤血球のヘモグロビンを作るために必要な鉄分と、鉄分の吸収をよくするビタミンCが含まれています。同時に摂取できるため、貧血の予防に役立ちます。ヘモグロビンには酸素を運搬する働きがあります。

 

鉄分が不足するとヘモグロビンをうまく作ることができず、酸素を体の隅々に行きわたらせることができないため、頭痛や倦怠感などの不調が表れます。女性は生理で血液を失うため、鉄欠乏性貧血になりやすいです。